by 66productions
カテゴリ
以前の記事
2017年 01月 2016年 12月 2016年 11月 2016年 08月 2016年 05月 2016年 04月 2015年 09月 2015年 08月 2015年 06月 2015年 05月 2015年 02月 2014年 12月 2014年 07月 2014年 05月 2014年 04月 2014年 03月 2014年 02月 2013年 12月 2013年 11月 2013年 10月 2013年 09月 2013年 08月 2013年 06月 2013年 05月 2013年 03月 2013年 02月 2012年 11月 2012年 10月 2012年 09月 2012年 06月 2012年 05月 2012年 04月 2012年 02月 2012年 01月 2011年 10月 2011年 07月 2011年 05月 2011年 04月 2011年 03月 2011年 02月 2011年 01月 2010年 12月 2010年 11月 2010年 10月 2010年 09月 2010年 08月 2010年 07月 2010年 05月 2010年 03月 2010年 02月 2010年 01月 2009年 12月 2009年 11月 2009年 10月 2009年 09月 2009年 08月 2009年 07月 2009年 06月 2009年 05月 2009年 04月 2009年 03月 2009年 02月 2009年 01月 2008年 12月 2008年 11月 2008年 10月 2008年 09月 2008年 08月 2008年 07月 2008年 06月 2008年 05月 2008年 04月 2008年 03月 2008年 01月 2007年 12月 2007年 11月 2007年 09月 2007年 08月 2007年 07月 2007年 06月 2007年 05月 2007年 04月 2007年 03月 2007年 02月 2007年 01月 2006年 12月 2006年 11月 2006年 10月 2006年 09月 2006年 08月 2006年 07月 2006年 06月 2006年 05月 2006年 04月 2006年 03月 2006年 02月 2006年 01月 2005年 12月 2005年 11月 2005年 10月 2005年 09月 2005年 08月 2005年 07月 2005年 06月 2005年 05月 2005年 04月 2005年 03月 2005年 02月 2005年 01月 お気に入りブログ
リンク
最新のトラックバック
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
過日、葉山の神奈川県立近代美術館で開催されているパウラ・モーダーゾーン=ベッカー展に出かけてきました。
この19世紀末から20世紀初頭の女性画家の名を知ったのは、思えばはるか昔。坂崎乙郎さんの『夜の画家たち』という本を読んだときでした。坂崎さん、今はあまり読まれなくなった美術史家ですが、70年代までは、表現主義周辺の作家といえば、まずこの人の本から入るというのが、多くの若者のおきまりのコースだったのではないでしょうか。文章に独特の熱気があって、青年期の読者には特に、ひびくものがありました。 坂崎本などで名前だけはよく知られるモーダーゾーン=ベッカーですが、まとまった作品の展示は、日本では今回が初めてだと思います。「近代」の問題を地道に探求しつづける神奈川県美ならではの企画。いや、新鮮でした。決してうまい画家ではないけれど、中に目を撃つ絵が数枚あって(ことに1905年ごろの静物画は、印象深いものでした)、絵の魅力を構成するものはいったいなんなのか、あらためて考えさせられます。 彼女の周辺にいた他の作家たち(女性画家も二人ふくむ)の作品も、それぞれに興趣あふれるもの。3月26日までで、そのあとは栃木へと巡回するようです。 さて、話は変わって、今日のニュースについて一言。といっても、ホリエモンの逮捕のことではなく、ハセガワの引退についてです。 マリナーズを今年で引退すると表明した長谷川投手、メジャーに行った日本人選手の中では、個人的にもっとも魅力を感じていたので、残念です。なんと言ったらいいのか、たしかに「結果」とか「数字」だけを見ると、たとえばイチローや松井に比べれば、たいしたことはないのかもしれませんが、彼は、他のどの選手ともちがって、「自分の言葉」をもっている選手でした。日本のスポーツ風土からはなかなか出てこない、珍しいタイプの選手ではなかったかと思います。イチローと野球以外のことで話をしてみたいとは思わないけれど、長谷川とならしてみたい、たとえて言えばそんな感じです。誰か、しっかりしたノンフィクション・ライターが、長谷川のことを書いてくれることを期待します。以上、余談でした。
by 66productions
| 2006-01-24 12:38
| 展覧会
|
ファン申請 |
||