今日4月5日から、古谷利裕さんの作品展示が始まりました。いつもどおり、約一ヶ月、5月7日までの展示。少しだけ写真で紹介しますが、カラー・ジェッソを用いた古谷さんの絵画の独特のテクスチャーは、到底写真では伝わりません。興味をもたれた方は、ぜひ実地にご検分ください。
「モノ」としての絵具と、色彩として抽象化された絵具、その両者を分裂させながら、同時に新たな響和を構成する手の運動。すばやい動きを仄めかしながら緻密な精度を見せるその絵画空間は、見飽きることがありません。A-thingsという空間との緊張関係も見どころと自負しています。
ドローイングも展示をしようと思いましたが、それはそれで、独立した世界を構成していると思いますので、急遽、6月半ばより、ドローイングのみでの展示をする予定でいます。こちらも必見。