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先日、関西から東京への移動の合間を縫って、豊田市美術館の『アルテ・ポーヴェラ/貧しい芸術』展に立ち寄ってきました。日本で、アルテ・ポーヴェラの、これほど包括的(といっても網羅的とは言えませんが)な展覧会を見れるなんて、今後も無いんじゃないかと思い、足を運んだ次第。
2001年にミネアポリスのウォーカー・アート・センターとロンドンのテート・モダンが共同で企画したAP展が発想の根底にあるのではないかと思いますが(カタログもなんとなく、つくりが似ている)、そちらを見ていないので、比較ができないのが残念。 あの難しいAPの作品群を、ゆったりと(ややもすれば、ちょっと「きれい」すぎるくらいに)見せることのできる豊田の展示空間はさすが。ジュセッペ・ペノーネの作品など、去年、たまたまパリのポンピドゥー・センターでの回顧展を見た印象との比較で言うと、豊田の空間でのほうが、ずっとよく見えました。大きく空間を使うだけではなくて、ミケランジェロ・ピストレットや、ジュリオ・パオリーニの作品は、狭く立て込んだ空間を逆にうまく利用していて、納得です。 そのパオリーニの作品は、初めてまとめて見ることのできたのですが、これがなかなかに、面白い。宿題をもらった感じで会場を離れます。 帰りの名鉄の車内から、日本中のどこにでもある匿名的な郊外風景を眺めながら(山と緑がある分、ずいぶんと違うと言えば違うのですが)、アントニオーニやパゾリーニの映画に出てくるやはり匿名性の強い風景―「棄景」とでもよびたくなるような―を思い出していました。きっと、APの残像効果でしょう。 6月12日(日)まで。興味のある人は、ぜひ足を運ばれるべし。
by 66productions
| 2005-06-03 11:02
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