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この春、アメリカ東海岸では、いつものことかもしれませんが、ブロック・バスターな大展覧界が目白押し。力任せの展覧界手法に批判的でありたいと思いつつも、やはり見逃せないとついつい出かけてしまうことになるのが、なんとも複雑。ちょうど一ヶ月ほど前に、駆け足でまわった感想というか紹介を少し。
ワシントンでは、大規模なセザンヌ展(Cézanne in Provence)とダダ展。どちらも圧倒的な量。ダダは細かいものが多く、点数が膨大なので、それだけで目が回りそうですが、なかなか楽しかった。ハンナ・ヘッヒの作品がたくさん見れたのは収穫。セザンヌは、どの程度なのかと半信半疑で出かけますが、ちょうど10年前の大回顧展と遜色ないラインナップ。初期から晩年までをカヴァーして、驚きました。ホワイト・ハウスのコレクションが二点展示されていたのにはびっくり。なんでも、基本的に貸し出しをしないらしいのですが、同じワシントン内でしかもナショナル・ギャラリーならということで出品が決まったようです。作品としてとくに素晴らしいというわけではなかったのですが・・・。 フィラデルフィアでは、アンドリュー・ワイエスの回顧展。随分と人が入っていて、アメリカでの根強い人気に「へぇー」。日本でもファンが多いですね。戦後美術の潮流とは無縁のところで、淡々と仕事をしているこの人、個人的に好きかといわれると、口ごもってしまいますが、今回見て、『草の葉』のホイットマンなど、アメリカ独特の伝統に棹さす作家だということをあらためて確認。 ニューヨークでは、MOMAのムンク。メトロポリタンのラウシェンバーグの「コンバインズ(Combines)」。そしてグッゲンハイムの「デヴィッド・スミス(David Smith)」が強く印象に残ります。ラウシェンバーグの「コンバインズ」は、彼の初期の作品(60年代の半ばまで)の代表的な作品を一堂に集めたもので、こんなにあるのかとびっくり。あらためてこの作家の才能とエネルギーに感心。64年の来日時に制作した「ゴールド・スタンダード」も出品されていました。このラウシェンバーグ展、ニューヨークではもう終わってしまいましたが、グッゲンハイムの「デヴィッド・スミス」展は、まだ開催中。これは、初めての大回顧展になるのかな。初期から晩年まで万遍なく跡付けていて、これまた圧倒的。GW中にニューヨークに行かれる方は、必見です。カタログが分厚くて辟易ですが、なんとか持って帰ってきました。 日本では、国立近代美術館で藤田展が開催中。今発売中の『ユリイカ』も特集を組み、中には、今「A」で展示中の古谷さんのエッセイも掲載されていますので、興味のある方はぜひ一読を。 写真は、グッゲンハイム美術館(NY)のロビーです。真ん中の彫刻はデヴィッド・スミスの作品。
by 66productions
| 2006-05-02 10:20
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