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竹橋の国立近代美術館で開催中の藤田展に出かけました。人、人、人。ゴールデン・ウィークの真っ只中に行ったのはやはり無謀というもの。凄い混雑でとてもゆっくりと作品を見れる環境ではなかったのが残念ですが、とても面白い展覧会ではありました。
藤田の仕事の変遷をほぼ全経歴にわたって見ることのできるまたとない機会であることは間違いないので、オススメですが、いく日と時間帯を考えてから行かれるよう老婆心ながら申し上げます。 三〇年代の南米旅行中のけばけばしい色彩の作品群や壁画など、これまでよく知らなかった藤田の仕事を見ることができたのは大きな収穫でしたが、もっとも目を惹かれたのは、20年代当たりの裸婦などを描いた作品に頻出するシーツなどの皺や襞の表現。鋭く細い線とかすれたような陰影の細かな組み合わせで微妙かつ複雑な布地の「風景」をつくりだしていくその手腕には、あらためて感心。そういう部分を近接視で次から次へと追っていくだけで、美しい短編映画ができるのではないかなどと考えながら見ていました。 「アッツ島玉砕」も含めた戦争画のコーナーはやはり必見。これについて書き出すと大変なので触れるだけにしますが、知り合いに一人、あれをリアルタイムで見たという80歳近い人がいて、当時少年として藤田の絵を見たときの鮮烈な感覚を今でも覚えているとおっしゃっていたのが印象に残ります。そういう方たちがまだずいぶんいらっしゃるのだろうと思ったら、会場にいるご年配の方々の姿が気になりだしました。
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| 2006-05-05 00:27
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